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平日の昼間 ファミレスはガラガラだった 確かにピークの時間を 過ぎたとはいえ 客がいない 変に静まり返っているなか 僕と真理は1番奥に座った 軽くご飯とドリンクバーを 頼んだ なにから話せばいいんだろう? 話したい事がありすぎて 何もでてこない 「ショウくん」 先に切り出したのは真理だった 「お、おう」 「会いにきてくれてありがと」 「あ、当たり前やん 真理も順調そうでよかった」 ホントよかったと思った こんなに元気なら またふたりで暮らす事もできる・・・ 「なぁ、真理・・・」 僕はまた暮らす事を 話そうと思った 「ショウくん手貸して」 手? 言われたままに 僕は手を出した 真理は僕の手を両手で しっかり握った 冷たい手・・・ お互いに何も語らない まるで時間が止まったみたいだ 真理は、別れるつもりなのか? 「真理、僕の事 まだ好き?」 こんなにも純粋に 人を好きになった事なんか なかったかもしれない 胸が締め付けられる思いだ 「大好きだよ」 真理は笑顔だった 僕の中のモヤモヤしたものが 一気に晴れわたった 卑怯くさいが僕も続けた 「僕も真理が大好きだ」
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