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みんな受験勉強を
やっている
僕はギターを弾いている
しばらく学校には行ってない
志望校もない
親が泣きながら高校くらい
出てくれと頼む
気がのらなかったが
とりあえず3校受験する事にした
夢はメジャーデビューだし
どんなに間違っても
音楽関係で生きていくと
信じて疑わなかったから
高校は意味がないと思った
学校に行くとエリカは
加藤軍団のタケシと
付き合っていた
タケシは小学校の頃
僕をいじめていたひとりだ
加藤軍団は工事現場から
シンナーを盗んできては
ところかまわず袋を
にぎりしめていた
完全に中毒である
久しぶりに見るエリカも
少し痩せたように見えた
自分の事は棚にあげ
みんな高校に行けるのか
と考えていたが
アッサリみんな合格していた
加藤軍団のほとんどが
夜間学校だったが
とりあえず合格していた
僕は全敗だった
成績や点数というよりも
やはり出席日数に問題が
あったのだろう
それでも二次募集に
どうにか合格した
かなり遠くの高校だったが
とりあえず決まった
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