正社員の重圧

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そして飲み会当日 僕は相変わらず仕事が 終わらずにひとりだけ 遅れて行くハメになった 居酒屋に入ると ものすごくうるさい部屋がある 間違いなくここだ・・・ ふすまを少し開けて覗いた やっぱり間違いない 1時間の遅刻で こんなにも温度差が できるのか? 僕は入っていく気が失せたが そうもいかない 勇気を出しふすまを開けた するとすごい歓声があがり ムックが駆け寄ってきた 「みんな静かにして! ショウさんからひと言 いただきます!」 僕はマイクがわりに ジョッキを渡された みんなが注目している 職場では朝礼などで ペラペラ話が出るが 急には何もでてこない 「えー・・・今日はみんなの 親睦を深めるという事で 集まってもらいました 明日は休みなんで 楽しくやりましょう おつかれ!!」 ありきたりの挨拶だったが すでにいい雰囲気で 盛り上がった 僕の両脇にはムックと ガチャピンが陣取っていた つ、つまらない・・・ しかしみんなは楽しそうだ やってよかった 僕はそう思った
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