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家では母親が出ていく準備をしていた
僕も母親についていく事にした
母親は
離婚成立と共に
さっさと家を出て
他の男の家に住み着いたのだ
母親は当たり前のように
僕も呼んだが
理解できなかった
僕は1ヶ月3万円の下宿に
入りガソリンスタンドで
働きはじめる
仕事はたいして難しくなかった
たまに近所のおばさんが
ガソリンを入れにきて
ねほりはほり親のことを
聞いてくるのがウザかった
シンジとは誤解もとけて
よく下宿に遊びにきていた
あのユキとは別れて同じ高
校の奴と付き合ってるそうだ
アツシもタカも
ちゃんと高校に通っている
少し羨ましくなった
１番驚いたのはタカが
同じように学校行ってなかったのに
頭のいい進学校に入れた事だ
自然とみんなすれ違いが発生して
全員が一度に集まる事は
2度となかった
それぞれに高校で親友が
できて彼女ができて
完全に違う世界に
行った感じがした
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