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「俺、タケシっていいます
エリカの彼氏っス
子供いるんで責任とって
結婚します」
父は思いきりタケシを殴った
私は恐くてただ泣くだけだった
「おまえいくつや？」
父が聞いた
「今度17っス」
また殴った
タケシの胸ぐらをつかみ
「おまえみたいな奴が
どーやって
育てていくんだよ？」
と怒鳴った
タケシは黙りこんだ
私はあいだに割って入り
「許してよ」
と泣いた
しばらく沈黙が続き
「不幸にしたら殺すぞ」
とタケシに凄む
「はいっ」
とタケシ･･･
少し父の愛を感じた
父は立ち上がり家をでていった
「ごめんね、血がでてる」
タケシの顔をさわった
「なぁ、俺さ
真面目にやるわ」
え？
聞き間違い？
「な、何？」
もう一度聞き返す
タケシは照れながら
「子供の為に真面目に
やるわ」
と言った
「うん」
すごく嬉しかった
父に感謝した
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