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とりあえずシンジと席につく
「なんでここにユキがいるんだ？」
シンジに尋ねる
「最近ユキから電話が
あって勤めてるから飲みに
きてくれって」
にやけながらシンジが話す
めっちゃ下心ありありやん
そう思ったけど
とりあえず楽しけりゃいいか
と深く考えもせず
僕らは飲みだした
当然ユキが席に着いた
中学校の頃の話とか
今の仕事の話
そしてエリカの話･･･
話が尽きる事はなかった
僕らはだいぶ酔っていた
するとユキが深刻な顔で
「相談があるんだ」
と言ってきた
シンジは
「なんでも言ってこいよ」
と、かなり強きである
ユキの話だと
実は今ある男と同棲してるらしいのだが
その男がヤクザらしい
日々、暴力を受けていて
逃げたい･･･という話だ
しかしひとりでは
どうすることもできない時に
元彼のシンジが近くに住ん
でいる事を知る
連絡先を調べて
わらにもすがる思いで
相談したらしい
シンジは
「それならすぐ解決やん！
うちに来いよ」
と自慢げに言った
ユキは少し涙をうかべ
「ありがとう」
と言った
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