拉致監禁

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車を置いて僕らは 歩いて帰っていた すると後ろから 小走りで誰か走ってくる 振り返ってみると ユキが走ってきた 忘れ物したかな? と思ったが 「逃げてきたから走って」 と言った 訳がわからず僕らは 走ってタクシーに乗り込んだ 「どちらまで?」 僕らは顔を見合わせ考えたが とりあえずシンジの家に 向かった 家に着き一息ついた ユキが語りだした 「毎日彼氏が迎えにくるから 逃げてきた・・・彼氏ほんと恐いんだよ 一刻も早く遠くに逃げたい」 少し怯えてる 僕らもすぐに逃げてくるとは 思ってなく中々頭の整理が つかない さすがにシンジも悩んでいる 仕事もあるし かくまう位ならできても 遠くに行くことは無理だ しばらくするとユキの携帯が なりはじめる 彼氏だ・・・ しつこく鳴りひびいている ユキはバッテリーを外した 沈黙が続く 僕はとりあえず帰ると言って 家を出た シンジも外までついてきた 「いろいろ話聞いて どうするか決まったら 連絡するわ」 シンジはそう言って家に戻った 外はすっかり明るくなりはじめていた 僕は始発のバスに乗り 家に帰った
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