逃亡ホームレス

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僕は狂ったように走った 後ろから3人も走って追ってきた どの位走っただろう 心臓がはちきれそうだ どうにか振り切ったみたいだ どこに逃げればいいんだろう 当然家には戻れないだろうし 金もない 土地勘もない 携帯もない 知り合いもいない 一難さって一難とは この事だろう これは間違いなく ホームレスだ 社長に一言謝りたかったなぁ そんな事を考えながら とぼとぼ歩く ふと空を見上げた 満月が 「どうにかなるさ」 と言っているみたいに 僕の歩く道を照らしていた どうにかなるかな? かなりブルーだったが 拉致から解放されただけでも 良しとしよう (どんだけポジティブ?)
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