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僕と静香は付き合いだしたが
基本的に今までと変わらず
お互いの生活を優先させた
静香は土建屋の寮を出て
飲み屋の寮に一緒に
住もうと言ったが
タケシとの思い出がある部屋には
あまり行きたくなかった
だから今まで通りに
ドライブしたりカラオケ行ったり
ホテル行ったり
という感じだった
いつも通り車でドライブしてるとき
静香に飲み屋を辞めてほしいと頼んだが
仕事が楽しいらしく
ママにも悪いから
しばらくは辞める気はない
とあっさり断られた
確かにママにも悪いと
言った静香を見てたら
新聞屋の社長を思い出した
急な事だったとはいえ
ぶっちぎりで辞めてしまって
配達とか大変だったかな
とか考えた
そんな感じがダブッて
静香にそれ以上強く
辞めろとは言えなかった
しばらくはふたりで
少しづつお金を貯めて
部屋を借りる!
これをふたりの目標にして
お互い頑張る事を誓った
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