月収100万円

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僕は初契約から毎日 契約をとり続けた 原田さんも山本さんも グラフを抜いた 「すげーな」 「どうやってんだ?」 「トーク教えろよ」 先輩達から言われた 実際は何も特別な事を してるわけではなく ひたすらシラミ潰しに 訪問してるだけで 多分、運がいいだけだ 本社は県外にあるのだが 直接電話がかかってきて 「頑張りなさい」 と激励してもらったりして よりいっそう頑張った この会社は全国に営業所が あり毎日全営業所のグラフが FAXで送られてくるのだが 初めてその順位表にも 名前が載った しかし頭はアフロである そうして迎えた給料日 給料が少ない人から 課長に呼ばれ 原田さんや山本さんが呼ばれた 僕はまだ呼ばれない 最後のふたり・・・ 営業所トップの豊田主任と 僕だ 僕が呼ばれた 給料は現金支給で びっくりした 封筒が立ったのだ 原田さんが 「中身いくら?」 と興味深々 明細書には 支給額1,000,000円の文字! 初めてこんなに一万円を 沢山見た 会社が終わり 原田さんと山本さんと 3人で飲みに行った 給料日だからラウンジに 行こうぜ 原田さんが提案して 僕らは ラウンジに 行った
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