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「いやー悪いんだけど
また今週末忙しくて
帰れないんだ」
「････」
「ごめん、再来週は
絶対に帰るから」
「わかった」
「ごめんな、じゃあ
また電話する」
「はーい」
浮気話を聞いたからかも
しれないがやけに
簡単にしかも
嬉しそうに話してたように
聞こえた
とりあえずエサはまいた
食いつくか？
まだ僕は嘘であってほしい
と考えていた
そして週末
仕事を終え
僕は車を走らせた
家の近くに車を止め
ばれないように
家まで歩く
時間は夜22時
あれ？電気が着いてない
もう寝てるのか？
とりあえず静香に電話する
なかなかでない
やっぱ寝てるのか？
少しホッとしたその時
「もしもし？」
「あ･･悪い、寝てた？」
「いや起きてるよ、どうしたの？」
後ろで春香が泣いている
間違いなく家にはいない
「いや、あの･･物件探した？」
「あー物件ね、まだ良いのがないんだよね」
んー？あきらかにホッと
している
「来週帰るまでに
探せよ」
「うん、わかった」
僕は電話を切った
･･･ということは
山本のとこが濃厚か
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