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「知人、友達、その他貴方に関係ある人の、貴方に対する記憶。それを奪うことになる」
『何で、奪わなきゃならないんだ!?』
「貴方はこの町を離れなきゃいけなくなるからだ。だから、貴方を知ってる人がいたら困るだろ?」
……この町を離れるって…いや、それより
『……奪った記憶はどうするんだ?』
「預かっておく。貴方が無事に用件を済ますことが出来たら、不自然の無いように変えて返す」
俺は少し考えた。
『解った。用件を済ましたら、今まで通りってことだな。それなら、お前と契約してやる』
ソイツは俺の体の中に入った。その瞬間俺は意識を失った。
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