No.1百合②

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店が終わると百合は明日香に話しかけてきた。「明日香ちゃん、終わったから飲みに行かない?」断る理由もなかった明日香は百合について、あるバーへと入っていった。 「どう?少しは慣れた?」優しい笑顔で問い掛ける。「全然です。会話もろくに出来ないですし、どうやったら百合さんのようになれるんですか?」 百合は答えた 「入ってすぐ仕事出来たらみんなすぐNo.1じゃない」百合は大きく笑った。 「明日香ちゃんはどうしてこの世界を選んだの?」 ただなんとなく流れでとも言えなかった明日香は、「えー何となく…」と言葉を濁した。 百合は明日香に言った。 「この世界は華やかに見えるけど、実は大変な仕事。常に応用力が求められマニュアルなんてない。中途半端な気持ちならお水の色に染まる前に辞めなさい。」 明日香には驚きの連続だった。言ってる意味もよく分からなかった。 お酒の勢いも手伝って明日香ははっきり「辞めません。」と答えた。その時何故そう答えたのはわからなかった。「辞めなさい。」と言われた事に驚いてそう言ったのか… 百合は笑顔で答えた 「そう…」
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