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No.1を目指し走り続ける明日香、しかし百合の方が強かったのは言うまでもなかった。
しかし同伴の数は明日香が上回る…そんな月もあった。
「焦る事はない、結果は必ずついてくる。ここで焦れば以前の二の舞…」しかし気持ちはそうでもなかった。焦り、不安、そんな毎日が続く。
百合も同じだった。明日香と違い不安はないものの、追い掛けられる立場は追う者よりも何倍ものプレッシャーを受ける事になる。
百合もNo.1の意地にかけて、明日香に負けたくなかった。売上では明日香を上回っているが同伴の数は負けている。クラブではなくスナックなので同伴は関係ない、売上の数字だけと言う、厳しい現実だった。
この頃は百合と明日香の間には会話が殆どなかった…忙しいのも当然あった。
しかし二人の間には何か見えない壁があった。
そしてその日は突然やって来る事になる
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