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ヒロユキ「ぅわー!なになに、このはっちゃけた感じー?!」
やや長身のメガネ男、かなり楽しそうです。
真っ黒な翼で空から見下ろして──‥
あ、ロイスさん。
ヒロユキ「!」
──バシャーン!!
温泉に叩き落とされましたね。
慌てて起き上がるやや長身のメガネ男。自分の体を面白そうに見ています。
ヒロユキ「えー?!生きてるんですけどー?!」
それでもやはり楽しそうです。
タケルさん投入事件勃発の張本人、ロイスさんの存在に何も疑問を持たないのでしょうか?
そして彼がいるのは必死で避けるタケルさん達の進行方向。
ユウタ「ヒロォ!」
ヒロユキ「!」
ヒロさん、ゆうたさんタケルさんと合流です。
その後ろのハルカさんにギョッと目を見張ります。
ヒロユキ「落ち着け、ハル!そのポジションはおかしいっ!!」
ハルカ「なんかこぉするのが正しい気がしてー!!」
意外と冷静に突っ込みましたが、ハルカさんのノリには無意味だったようです。
……………………ノリの良い子です。
さて、キャットさん相変わらず素敵な笑顔ですねっ!
リブル「やー!この人リブルばっかぁ!!」
リブルさん、誰にともなく叫んでます。
そうですよ、キャットさん。
ハルカさんはよくて、なぜ彼女はダメなんですか?
相変わらずメス投げてます。
キャット「彼女?だって男の子なんですもの」
タケル「えええぇぇっ?!」
さすがに驚きを隠せないタケルさん。
リディア達の攻撃必死で避けながら、よく聞こえましたね。
リブル「待ってよォ!リブルちゃんダメなら、アレは激しくアウトでしょー?!」
はい、リブルさんが指し示すのはもちろんボブさんです。
何度も言いますけど、ボブさんは女性ですよ?
リブル「!! 今、なんか『アレは女性です』って声が聞こえたー!!」
私のことでしょうか?
ヒロユキ「俺も聞こえた!彼は女です!!それは彼女ですっ!!」
ユウタ「落ち着け、ヒロ!意味が分からん!!」
ハルカ「土の民ちゃーん!!」
土<ガッテン!>
『ガッテンするなぁぁぁっ!!!』
無数の土の塊がタケルさん達を襲う中、ヒロさんの言葉に反応したボブさんが真正面から──‥
ボブ「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!!」
『ぎゃー!!サイボーグきたぁぁぁっ!!!』
──ドゴゴゴゴッ!
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なんてゆうか、もうご臨終ですね。
合掌しときましょう、合掌。
皆さんも手を合わせてあげてください。
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