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……おや、屋根にいるのはロイスさんじゃないですか?
まさに高みの見物です。
なにしてるんですか?原因の一人が。
ロイス「タケル様が入ったことでそろそろ崩れそうなんですよ。風呂場が」
肩をすくめるロイス。
確かに下では命がけの鬼ごっこが激しくなってきてますね。
珍しいことに鬼役はどちらもある意味鬼以上の方々ですが。
っていうかあれだけ激しく動いて、バスタオルがはげないのは何ででしょうかね?
ロイス「生命の神秘では?」
ほぼ確実に違います。
こんなところで生命の神秘を無駄遣いされてたまるものですか。
この世にボブさんがいるだけで十分に生命の神秘ですし。
ロイス「むしろボブさんは生命の神に近いような感じがしますがね。で、とりあえず神秘はおいといて、下のアレ、どうしましょう?」
どうしましょうじゃないですよ。タケルさん投入したのあなたですよね?責任はとってくださいよ?
やや嫌そうな顔をするロイス。もしかしてこのまま放置しておくつもりだったのでしょうか?
そうは問屋がおろしませんよ?
しばしあごに手をあて悩むロイス。
そして、
ロイス「…………そうですねぇ。じゃあ、こうしますか」
まるでオーケストラの指揮者のようにロイスは指ををかかげ、パチン、と鳴らしました。
すると、ロイスの影が一瞬にして広がり、ロイスの後ろに壁ができあがります。
そして……その影の生えてきたのは、
ミサイルランチャーの砲口、砲口、砲口。
その数、千以上。
……あの、ロイスさん?あなた何をするつもりなんですか?
ロイス「暴動を止める一番の方法は、暴動を起こしている人々を行動不能にすることですよね?」
いや、それじゃ行動不能どころか生存不能になってしまいますって!!!
っていうか原因の一端あなたなんですからその負い目を考えてもうちょっと穏便にですね………
ロイス「はい発射」
ロイスさぁぁぁぁぁぁぁあああああああん?!
ちゅどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど
……………ズズン……ンン………ンン……………ンン…………………
………。
………………。
…………………………。
…………爆発の煙がはれるとそこには、まさに死屍累々とした皆様方の姿が。
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