始まりは突然で

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『何で俺が男子校になんざ行かなきゃなんねえんだ!目的はなんだよ!』 現在通っている高校は、国内でも有名な女子校だ。 必死に勉強して折角受かったのに、努力を水の泡にしてたまるか! 「いいか。お前は大事な一人娘だ。だからこそ、お前を心から愛してくれる人間と生涯を終えて欲しいんだ。」 なだめるように説明する親父。 『学校側は知ってんのか?』 「従兄弟が理事長をやっているんだ。」 『裏にまで手回し済み・ってか。どうせ無理矢理でも転入させるんだろ?』 皮肉って言ってみる。 「Σギクッ!」 図星かよ。 『いーよ。行ってやる。』 「ありが『そのかわり!』 『毎月お小遣いは送ってくれるよな(黒笑)』 「も、もちろんだ!」 親父が冷や汗をかき、笑顔をつくって答える。 .
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