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柄でもなく俺が一目惚れなんてモノをしてしまった日(のちに俺たちの間で「7.29 ペロンチョ事変」と名が付く)から一週間が過ぎようとしていたある日。
昨日機種変したばかりのケータイ「着信音1」で、変な夢から覚まされた。
女好き慎平からだ。
「もしもし?」
「もしもし?なんだ寝起きか?(笑)」
どうでもいい意地で俺はNOと答えた。
「まぁいーや。あのさ、今から涼子達とカラオケ行くんだけど、お前も一緒にどうかなって。」
「涼子チャンって何番目の子だっけ?」
女ったらしのプレイボーイな彼に、皮肉たっぷりに聞いた。
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