13号室の金曜日

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柄でもなく俺が一目惚れなんてモノをしてしまった日(のちに俺たちの間で「7.29 ペロンチョ事変」と名が付く)から一週間が過ぎようとしていたある日。 昨日機種変したばかりのケータイ「着信音1」で、変な夢から覚まされた。 女好き慎平からだ。 「もしもし?」 「もしもし?なんだ寝起きか?(笑)」 どうでもいい意地で俺はNOと答えた。 「まぁいーや。あのさ、今から涼子達とカラオケ行くんだけど、お前も一緒にどうかなって。」 「涼子チャンって何番目の子だっけ?」 女ったらしのプレイボーイな彼に、皮肉たっぷりに聞いた。
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