4人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
その日も俺たち4人は行き着けのレストラン[ペロンチョ]で、しょーもない会話に花を咲かせていた。
「夏休みっていつまでー?」
だるそうに健二が言った。
「わっかんね。まだ結構あるっぽいからいいじゃん」
コイツは雅史。1番のバカ騒ぎ野郎だが、神崎財閥の御曹司。
要するにぼんぼん。
「おいッ!あそこの奥に座ってる子達かわいくない?」
慎平はいつも女の事しか頭にないらしい。
慎平の言う“奥の席”に目をやると、可愛い感じの女子高生達が短いスカートではしゃいでいた。
「おぉ!かわいい!!」
「俺ちょいアド聞いてきていい?」
ぼんぼんの言う事はよくわからん。
「やめとけってお前ら。あれ川田高校の制服だぞ」
健二がまただるそうに言った。
最初のコメントを投稿しよう!