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教室にもどると僕の話でもちきりだった…
綺麗な弧を描いて倒れていっただの…
あんなどんくさい奴初めてだだの…
僕は関わるのが面倒だからあえて何もしゃべらず無視をしていた…
すると…
「やめてあげなよ!!」
僕はびっくりして声のする方に目を向けてしまった
…いや、向いてしまったんだ…
確か一昨日ぐらいにこの学校に転校してきた
名前はたしか…松山 理恵
クラスの奴ら全員、話声が途絶え理恵の方に目を向けた
しかし彼女は黙ってうつむいてしまった
言ったのは良いがさらに言う勇気がなくなってしまったみたいだ
僕は見ていられなくなり彼女の手を引いてひとけのない屋上に向かった
「お前、みんなの反応を考えて行動しろよ…」
「ごめん…」
僕はあきれながら答えた
「あぁゆぅのはほっておくのが１番いいの！」
「そんなことない!!」
理恵がいきなり強く言ってくるのでびっくりした…
だが…
「だって・・・」
やはりあとが続かない
黙ってしまった理恵を僕はどうすることもできなかった
それが彼女と知り合い
初めて話した時間だったのだ…
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