何気ない学校生活…

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あの事件から僕は理恵の事が少し気になってきてた… しかしこの気持ちを誰かに言うとからかわれると思った僕はこれを自分の心の中にしまっていた… 「よっ!!」 (パコーン!!) 『イタッ!?』 いきなり僕の後頭部に何か強い衝撃が加わった 慎也だ… 「なにをするんや!!」 ちょっとむかついた僕は少し声をあげてしゃべった 「ボケっとしとったから少しな」 ニヤニヤする慎也を睨みながら心のどこかでホッとしていた 「で何をしにきたんや」 「ん?まぁな…」 慎也は今は隣のクラスの人間だ 1年の時は一緒のクラスだったが今は2年あまり僕のクラスにくることはなかったのだが… 『ん?』 気付いたら慎也は僕の方をむいてない 僕は慎也の目線をたどると… 『えっ!!』 そこには理恵がいた… 「ちょっと来てくれ…」 「うん…」 ・・・ 慎也は僕を校舎の裏につれてきた… そして慎也はゆっくり話出した… 「優斗…最近お前のクラスに転校してきた奴いるだろ」 「うん…」 「俺…そいつに一目ボレしちまったみたいだ…」 「えっ!?」 「応援してくれるよな…」 「・・・」 なんか聞きたくなかった… 僕の中で何かが崩れていくような… そんな気がしていたんだ…
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