なんでもないよ

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
僕はずっと欲しかった お空の星が欲しかった 手を伸ばしたけど 僕はちっぽけだから 全然届かなくて 背伸びしても届かなくて 自分からお空に行くしかないんだなって思って 「死ぬとね、お空に行くんだよ??」 僕はいちばん高いお屋根の上から ジャンプしたのです だけど 僕が目を覚ましたら 目の前には 君がいたのです 初めて見た君は 背中にお星さまを背負っていて 僕はその時 君がお星さまだということに気が付いたのです!! あれから10年立ちました 僕の背はあの頃より全然高くなり 技術も格段に進歩しました だけどね?? お星さまになった君には まだ会えません そして 僕の夢は まだ変わっていません 「お空の星が欲しい!!」 そうすれば、君が手に入る end
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!