君は幸せを運んできてくれた。
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あの時は鎖なんかついていなくてもポチは何処にも行かなかった。 しかし死期を悟ってからか、今度はゆっくりと山の方へと力なく歩いて行った…。 人間だって死ぬところなんて見られたくないだろう…。 こうして二度と戻ってくることはないと思うとまた涙が溢れた。
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