一人目のお客様

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「現在の時刻は、0時45分。 日付は変わっていますが、お仕事の時間まではまだ間があるでしょう? その時間を自由にお使い下さい。 これからあなたの6時間の睡眠を私がとりましょう。 その間あなたは自由に動けるというわけです。」 「後でお金を取るとか?」 マスターは目をつむり、首を横に振る。 「こういう職業は、信用が第一ですから、そのようなことは一切いたしません。 それに、今日体験したとしても、必ず依頼をしていただかなければならないとか、そのようなことは一切ございません。」 「うーん。」
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