一人目のお客様

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―さっき、もうこの店に来ることはないって思ったけど、やっぱりまた来たいな。 「…もし眠り屋に依頼しなかったとしても、この店にはまた来ても良いですか?」 「お待ちしておりますよ。 副業も続けていくつもりですから。」 笑顔でそう返してくれる。 思わず俺も笑みこぼした。 「良かった。 でもどうやって来ればいいんです? 自分でもさっきどうやって来たのか、わからないんですよ。」
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