一人目のお客様

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…気が付けば、日が昇っていた。 カーテンを開けると、朝日が見える。 すがすがしい気分だった。 机の上には5通の手紙が置かれてある。 両親それぞれへ一通ずつと、学生時代の友達へ宛てたものが3通。 久し振りに書いたから、なんだかいっぱい書きたくなってしまって、かなり長い時間をかけて書いた。 眠くは無い。 眠り屋のおかげだろう。 こうして俺は、眠り屋に依頼した時間を有意義に過ごすことが出来た。 大したことしてないじゃないかって? 確かに、俺はせっかく自由な時間を手に入れたのに、やろうと思えば何時でもできることをした。 でも、こうやって特別な時間を与えてもらったからこそ、色々なことを振り返ることが出来たんだと思う。
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