二人目のお客様

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「畜生!なんで俺が! なんでアイツなんかに!」 高校時代、練習のしすぎで、足が上手く動かなくなった。 最初はすぐに治ると思っていた。 でも、症状は酷くなる一方で、ついには、歩く時さえ足を引きずるようになった。 それでも部活に毎日行った。 誰にも負けたくなかったから。 毎日痛みを堪えて練習していた。 その日も無理をしながらも、皆と同じメニューはこなしていた。 ふと、左足に違和感を感じた。 一瞬足の感覚が無くなったのだ。 しかしいつものように、なんとかなるだろうと思い、気にせず練習を続けた。
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