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召喚[?][?]こんな紙のカードでこんなドラゴンが召喚出来るのか[?][?]
…………………
ピューバコーン❗❗バーン❗❗
「わぁぁぁぁぁぁ」
優は悲鳴をあげた。
「早くも来たか…。」
真ん中の老人が言った。
「五匹………」左側の老人が言った。
「ちょうどいい…。そのカードは召喚者の感情に左右され召喚される……。ちょっとドアを開けて外を見てみなさい。」
優は恐る恐るドアを開けてみた。
すると、辺り一面に妖精の死体が転がっている。
負傷者や逃げ回る妖精達が悲鳴をあげていた。
ゴブリンは老人が言ったとうり五匹。
あまりにも中学二年生にはキツイ場景だったのでドアを閉めた。
「彼らを助けてあげてくれ。」
三人の老人が頭を下げた。
優も助けたいという気持ちで一杯だった。
「どうやったら助けられますか[?][?]」
優は老人達に尋ねた。
「その中の赤いカードを選びなさい。
青……緑……黄色……茶色……赤❗❗
優は赤いカードを老人達に見せた。
真ん中にいた老人が
「そのカードが一番使いやすいだろう。そのカードをドアに向けて妖精達を助けたい。と、願うのだ。」
優はドアにカードを向けて
(妖精達を助けたい………皆を助けたい………助けたい………助けたい………助けたい………助けたい❗❗❗❗
カードから炎の渦がでてドアをぶちやぶった。
炎の渦が目の前から消えた。
渦の中にはドラゴンがいた。
「炎のドラゴン❗❗ワイバーンだ❗❗」
老人が優の肩を叩いて言った。
「よく、召喚してくれた……。」
老人が泣きながら優に頭を深々く頭を下げた。
「喜ぶのは、ゴブリンを倒した後でですよ。」
優は、老人に微笑んで外にでた。
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