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「冬だな」
「雪だー!!」
「鍋の季節だな…」
「……………で?」
急激に冷え込んできたとは言え、まだ秋になり始めた頃。
久しぶりの休みを満喫してる時に家のドアを開けてみれば、前に複数人の知り合い
ソイツ等の手には近所のスーパーの袋がぶら下がっていた
オレはまだ冬じゃねぇだろ、と言いかけた口を一度強く閉じた後にあからさまに嫌な表情を浮かべてワザと聞き返した
すると一番背の低い奴がにぃっと笑って
「みんなで食おうぜ~?味噌鍋。」
そう両手にぶら下がっている袋の中身をオレに見せてくる。
…覗いてみればそこには鍋になりゆる材料と大量のビール缶。
それを合図に小さい男の両脇にいた古風な男は日本酒の一升瓶を。
もう一人の美人は紙袋に入ったワインを見せてきた
…明らかに飲み明かす気だなコイツ等…
オレは軽く頭を抱えて盛大にため息をついた後、三人を中へと招き入れた
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