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流が質問するとケルベロスはそれに答える。
ケル(ケルベロス)
『此処は我が主、ノアの世界。貴様はノアに選ばれし者。
力を望むのならくれてやろう。』
流「力って…。そんな事より僕を下の世界に帰してくれ…!」
流はケルベロスを睨みつけながら声を振り絞りそう言い放った。
ケルベロスはそんな流を何処かもの悲しげに見つめ口を開く…。
ケル『…貴様の求めるものは現世にあるのか?』
ケルベロスのその言葉に流は言葉を失った…。
何かを見透かした様なその純粋な邪悪な瞳に見つめられると真実以外は見抜かれる様な気がしたからだ…。
そして流は何かを思い立った様にケルベロスを真っ直ぐ見つめ口に若干弧を描き話し始める。
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