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あれは中学三年位だったろうか
学校が終わるといつものたまり場に行くのだが、たいがい俺は彼女を家まで先に送ってから行っていた。
その日もいつもの道で送っていると『今日は用事があるから』といつもとは違う道を通る
二人で喋りながら歩いていくと、後から聞き慣れた声が
『ぶぉ~んババンバン』
そのたまり場のダチがローリングしながらチャリンコで近づいてきた
チャリンコ暴走族だ!(馬鹿)
「どこ行きよっと?」
『タバコ買って来る』
「俺んとも!」
分かったと言い残し、彼は風となった
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