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ここはアメリカ……
周りを森に囲まれた小さな村だ…
人口は、極僅かだが、今は、まるで生気が無い。
それどころか、村には、肉が腐った様な匂いが漂っていた。
一人の少女が、その中を必死の形相で走り回っていた。
?「どうなってるの!?」
この少女の名は、ローラ。
綺麗な金色の長い髪の毛が特徴だ。
歳は、15歳と言った所だ。
ローラは、その細い足を行くあても無いが、必死に動かしていた。
その時…
「アア…アアア」
曲がり角から、ノロノロと何者かが出てきた。
形は人間だが、腐敗は激しく、体の所々から膿が溢れていた。
ゾンビ……
そう…
今この村は、バイオハザードが起きていたのだ。
ローラ「またぁ!!?」
ローラは、そのゾンビを見慣れたと言う表情で叫んだ。
ローラ「キャ!!この不細工!こっち来ないでよ!!あんたその顔自覚してる!?凄い不潔な顔してんのよ?超臭いし!!ってか…キャッ!触らないで!!オエ…臭!!」
この言葉にゾンビの心は非常に傷ついた様だ…
だが、尚も必死にローラに手を掛けようとする。
ローラ「もう!来ないでよ!!!この…………………『変態ロリコン不細工悪臭オヤジ!!』!!!!」
ゾンビ「ガーン!」
この言葉が留めになった様だ…
ゾンビは、膝を崩し、肩を震えさせながら泣いた…
ゾンビ「ヒク……オレハ……ナリタクテ、ナッタンジャナイノニ……」
ローラ「ふん!!知らないわよ!!死ねば良いのに。」
ローラは、ゾンビの悲痛の訴えを悪口で粉砕し、再び走り出した。
ローラ(…森の中は大丈夫かな……?)
こうしてローラは、森に向かって走り出した。
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