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ローラ「…信じるの?」
ローラは絶対信じてくれないと思って言った。
その為に、ローラの方が驚いてしまった。
十希弥「ああ…だって、俺の国もゾンビが溢れてたしな……そのせいで日本は潰された…」
ローラ「…え?」
ローラは驚いた…日本が消えたのは知っていたが、まさかゾンビが現れたせいだとは思っても見なかったからだ。
ローラ「ゾンビが日本を潰したの?」
ローラの質問に十希弥は憎しみを隠しきれない様な表情で答えた。
十希弥「…いや、ちょっと違うな。日本を消したのは、この国の有名な薬品会社のアンブレラだ…」
ローラ「……ハ?」
ローラは驚愕した…
アンブレラはアメリカの代表的な薬品会社だ…
そんな会社が一つの国を潰したなんてにわかに信じられない。
十希弥「…信じられないって顔してるな。
でも事実だ……俺の国学校…家族…全てを俺から奪った…俺達は何とか日本から脱出した……龍介と出会ったのはアメリカに来てからだがな……
俺は許さない……アンブレラをこの手で潰す……」
十希弥の言葉にローラは納得がいく訳無かった。
ローラ「ちょっと待ってよ!!アンブレラは国民を助ける為に薬品を作ってるのよ!」
矢代「表の顔はね……けど、裏では最悪なウイルス兵器を作っている……そのウイルスが生き物をゾンビに変えてしまう能力を持っているの…」
ローラの頭は混乱していた…
ローラ(確かにゾンビは居たよ………だけどそれがアンブレラの仕業なんて信じられない…)
ローラ「…どうしてアンブレラは私達の街にウイルスを漏らしたの?」
矢代「…恐らくT-ウイルスの実験代に選ばれたんだね……アンブレラはウイルスの為には手段を選ばない。」
矢代の言葉にローラは大きく目を見開いた。
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