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ローラ「…それだけの為に…?」
ローラは悲しく呟いたが、どうやらアンブレラがウイルスを作ったという事は信じていない様だ…
龍介「…フゥ…」
カタカタ…
ローラの様子に龍介は軽くため息を付き、パソコンを触り始めた。
龍介「これ見てみ…」
操作を終えると、龍介はパソコンの画面をローラに向けた。
ローラ「……何これ…?」
それを見たローラは思わず言葉が漏れた。
そこには、白衣を着た人達がホームレスらしき人物に青い液体が入った注射器を刺している画面が映し出されていた。
肩にはアンブレラのシンボル……
傘のマークが印刷されていた。
龍介「…浮浪者を捕まえてきて、ウイルスを投与してるんや………早送りすんで…」
カタカタカタ
そう言うと、龍介はパソコンを操作し始めた。
カタ…
操作が終わり、再びローラに目を向けた。
龍介「…さっきの7時間後や……ちゃんと見ときや…」
しばらくして、ホームレスは起き上がった…
だが、その目は人間の目では無い…
黒目の筈の場所は白く濁り…顔に力が無い…
龍介「…見覚えあるやろ…??」
龍介の質問にローラはすぐに気が付いた様だ。
ローラ「…ゾンビ…」
龍介「そうや。これで信じる気になったやろ?」
龍介の質問にローラはゆっくりと頷いた…
そして、現実を受け止めたと同時に、ローラの中にかなりの怒りが立ち込めてきた。
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