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高校入ってからちょっとつっぱった感じな私。
別にそんなつもりじゃない。
ただ環境に影響されやすいだけ…
私の言ってた高校は私立の男子校であまりいい所ではない。
まぁ別に入れたんだから適当にやるかって感じで高校生活を送っていた。
話がいきなり変わるが、母はフィリピン人、父は日本人。まぁわかるか…私はハーフだ。
小学中学いじめいじめられ、挙句の果てには自らいじめ、意味の分からないことをしていた。
高校で幼馴染みの友達とよく行くゲーセンの友達と家族が私の崩壊のストッパーだった。
ある日、普通に学校へ行き、暇だし抜け出して飯か何か買ってこようと思い、学校のフェンスをよじ登り、携帯電源入れてコンビニ逝こうぜぇと思ったら…いきなり電話がなる。
すぐさま応答した。
母だった。
「何事だ?考えて見れば俺学校にいるから出られないのわかってるはずじゃ…」そう思いつつどうしたんだと訪ねた…
は?意味わかんねぇよ。
いきなりのことで戸惑った。母方の父が危ない。
どう危ないか説明して欲しかった。
だが、母はあまり日本語はうまくない。だから説明しにくかったんだろう…
直接帰ってこいとだけ言い残し電話を切った。
私は急いで家に行った。
病気になったらしい。フィリピンの医学じゃどうにもならないと…
じゃ日本つれてこいや!
パスポートは?チケットは?医療費は?
どうすんだい?
私に聞かれても分かるわけがない。
小さい頃お爺さんとよく遊んだのを思い出した…
言葉なんか通じるわけがないのに分かり合っていた…
心と心が通じ合った最初の人が今危ない。
何かしたい…
何かできんだろうが…
考えろ俺…
考えてるうちになんでだろう?涙が出てきて止まらない…
まだ死んでねぇだろうが!
ふざけんじゃねぇよ!
何考えてんだよ…
でも本当は分かってた。
そう先が長くないのが…
これは、
高三の夏でした。
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