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雄大が家を出て数分後…
~今日も見つけた~♪
~君の姿~♪(HY/モノクロ)
ケータイを開くと…
"雄大"の文字。
「もしもし雄大?忘れ物でも…」?「ちかさんでいらっしゃいますか?
私、東病院の看護士、鈴木と申します。
松本雄大さんが交通事故にあい、大変危険な状況です。
至急お越しください。」
「…は……はいっ!」
私は何が起こったのか、まだ理解出来ないまま、病院に向かった。
怖い…すごく怖い。
病院に着くと入口に
"鈴木"と書かれたネームを下げた看護士がいた。
「鈴木さん‼雄大は⁉雄大は⁉」
私は壊れたように大声を出し、鈴木さんの肩を揺すった。
鈴木「松本さんは出血がひどくこのままでは…」
「輸血は⁉」
鈴木「それが松本さんはAB型なのでなかなかみつからなくて…。
しかも、松本さんは特殊な血液の持ち主でご家族以外の血液では、ダメかもしれないんです。」
「………もしかして……
…連絡……
…つかないんですか?」
鈴木「……はい。」
「お願いします‼
雄大を助けて下さい‼
たった一人の大切な人なんです‼」
鈴木「とりあえず、手術室前まで行きましょう…」
手術室前
お願いします。
どうか雄大を助けて…
ウィーン
「先生…雄大は⁉」
医者「全力を尽くしましたが、先程息を引き取りました…」
「……なんで……
…どうして?
あんなに優しい雄大が死ななきゃなんないのよ‼」
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