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「おはよ~」
「うぃ~っす」
朝の会が始まる10分前。
二人は自分のクラス、3年B組に入った。
「おはよ~明!」
「…おう」
明と仲の良い信仁と敬介が声をかける。
「早速だが…アンパンマンでどんぶりまんトリオといえば誰?」
オタク仲間の信仁が明にクイズを出す。
「かつどんまんとてんどんまんと…えっと…」
アニメに興味のない人たちはわからないだろうが彼らにとってはこれが日常。
どっちが真のオタクか日々のクイズで決めようとしている。
それは愛美にとって、あまり理解したくない事だったが、明やある友人の影響で、それが理解できていた。
その友人とは…
「かまめしどん、でしょ」
やはりアニメオタクならんが、明が悩んでいた答えの残りを言った。
「さすがだな、らん」
「いや、常識でしょ」
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