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「常識よね、こんなの。ねっ愛美」
それがわかって当然、というように、らんは愛美に話しかける。
「知らないよ~、私そこまでアニメ好きじゃないもん」
うんざり、という表情の愛美。
その横で男たちはマニアックなクイズを延々と出し合っていた…
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音色が教室中に鳴り響き、担任の坂本先生が入ってくる。
坂本先生は真面目なので、みんな慌てて席につく。
「また昼休みな」
そう3人が約束したのを聞き、愛美は
「またマニアックな会話に付き合わされるの?」
と思いながらも、担任の話に耳を傾けた。
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