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時間は流れて昼休み。
弁当もそこそこに、またアニメの話で盛り上がる。
「あのアニメの1話見たか?」
「だから買ったんだよ、チョココロネ」
「確かに、どっちが頭なのかわからないわよね…」
あーだこーだと盛り上がっているところに、トイレを終えた愛美が戻ってきた。
すかさずらんが
「ねぇ、愛美」
と話しかける。
「ん?何?」
「チョココロネの頭ってどっち?」
「うーん…。とがった方じゃない?」
「「「なんで?」」」
三人が一斉に聞いたので、愛美は少したじろぐ。
「…だってヤドカリみたいじゃん」
「おぉ~、つかさ派かぁ」
と頷く信仁。
「ってまたアニメの話?本当に好きよね、あんたら」
「愛美も入っておいでよ~」
「断固断るわ!」
まったりとした時間が流れていった。
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