序章

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    美味しそうに焼けたパンをかじりながら、傘をさし、外に出て自転車にのる準備をする。     毎日が普通。   楽しく無い訳じゃない。   信頼出来る友達だっているし、バイトの先輩は優しいし、親戚は私の我儘にいつも答えてくれる。 充実した生活、だけど物足りない。   我儘を言って都会の学校に来てみたのは良いけれど、なにもやり甲斐が見つからない。     なにかないかなぁ…毎日何かを探す日々。   毎日、学校へ行って、友達とおしゃべりして、授業受けて、終ったらバイト。               そして……
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