第二章・―出逢い―
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十中八九確信犯なんだろうが、少女ながらに有無を言わせぬ迫力を伴っているのも、充分に凄いといえる。 すっかり気に入ってしまった俺は、それ以上咎める事もせずに、小さく笑うと歩き出す。 「ねぇ、どこ行くの?」 「あぁ、ちょっとな」 仕事が終わったから後は帰るだけなんだが、こんな部外者にアジトを知られる訳にもいかないしな。 取り敢えずは、まくために、その辺でもぶらぶらするか。
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