✨出会い✨

6/7
前へ
/80ページ
次へ
気付くと彼が倒れていた。 何が起こったのか一瞬分からなかった。 父も含めその場にいた全員の顔が凍り付いていた。 私の何も聞いていない態度に腹を立て、殴ろうとしていたのを、彼が身代わりになったのだ。 父は、お前の顔を今は見ていたくないと言い、その場から逃げるように去った。 皆、放心状態で動けずにいた。 そんな沈黙を破ったのは彼だった。 私にこっちに来るよう小さく手招きした。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加