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こんなタイミングで本を閉じるのも珍しいと思い長門に目を向けると…。
「………」
俺の方を見ていた。
何だ?顔に何かついてんのか?
「…メール…」
メール?…あぁ、昨日のやつのことか。
「読んだぜ。ようはいつも以上にハルヒに注意してろってことだろ?」
「そうとも言える…」
"そうとも"?
どういう意味だ?
「あるいは既にことが起きているかも知れない」
「ちょ…何だ、分かるように説明してくれ」
うまく状況理解できない俺は、慌ててそう言った。
長門は俺から瞳を反らすことなく口を開く。
聞いてはいけない。
そんな気も、どこかではしてたんだ。
「古泉一樹が」
「記憶を失った可能性がある」
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