三話 異星の人々

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ふぅ~…気持ちよかった…… 文太「我ながら自分の自慰伯爵っぷりにはびっくりするぜ…」 風呂に入った後と寝る前のこの微妙な時間。 大抵、俺はこの時間を性欲を自己処理する事にしている。 文太「さて……寝るか」 そうして俺がベッドに寝転がった時だった。 不意にドアがノックされ、扉が開く。 礼「文太、辞書貸して」 文太「(ノックしてもすぐ入ってきたら意味無いだろうが……!!)」 俺の返事を聞かずに本棚をあさり始める礼。 いつもの俺なら後ろから胸を揉みしだくだろう。だが今の俺はいつもとは違うのだ。 礼「……?」 いつまでたってもセクハラしない俺に疑問を抱いたのか、不意に礼姉貴が振り返る。 文太「ふふっ」 それに対し、俺は礼姉貴に聖人のような笑みを返した。 そう。今の俺は聖人タイムに突入していた。(聖人タイムとは自慰直後の性欲が無くなる時間の事である)
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