第四話:勝負!!

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「いいのか、そんなことしちまって?」 体育館の裏は不良生徒の溜り場となっているため、普通の生徒は誰も近付かない。 しかし今四人の不良生徒を前に、一人の生徒が笑いながら話をしている。 「念のため、保険みたいなものさ。ボコボコにする必要はない。両足のうちどちらかを使えなくすればいいんだ。それと……」 男は目を細めた。 「ここであったことを口にしないように脅しをかけておいてくれ。どんな脅し文句を使っても構わない」 男はさらに笑みを深める。 それとは逆に不良生徒の一人が切り出す。 「報酬はどうなんだ?内容によっちゃあ引き受けるかどうかは微妙だぜ」 男はポケットから高そうな財布を取りだし、数枚の札を出した。 「成功すればもう少し色をつけるが……問題でもあるか?」 不良たちはそれを見て笑みを深める。 それはお世辞にも上品とは言えないな笑みだ。 「頼んだぞ」 体育館裏から、男は去って行った。
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