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「ほ～、相変わらず仕事は大変そうじゃな」
「大変と言えば大変だけど、もう日課みたいな感じだからキツイとは思わないかなぁ」
そういうとまた寿司を頬張った。
舞の話によれば、校長は協力者らしい。
「校長は、なんで俺達がこんなことしてるって知ってるんですか？」
「うむ……実は昔、勇馬君の担任をしておったんじゃ」
「勇馬さんの担任ですか？」
それには雅人も驚いた。
「彼は欠席や早退、遅刻の回数は常にトップでな……このままでは進級できないと忠告した日に、『実は仕事をしているんです。だから留年だけは勘弁してください』と言ってきた」
「へぇ……」
初めて聞く話なのか、イカを頬張りなが舞は相槌を入れる。
「金に困ってるのかと聞いたら、『悪霊退治です！』と断言した。もちろん意味がわかるわけがなかったんだが、事情を説明しに君のお祖父さん……大神次郎が来た」
これもまた意外な事実だ。
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