第四話:勝負!!

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「祖父と知り合いなんですか?」 「次郎とは長い付き合いでな、昔は一緒に悪さをしたもんだ。その次郎が全てを話してくれたよ。話を聞いて最初は信じられなかったが、何もないところからいきなり刀を取り出して火がついて……あれは今でも忘れられんな」 ある意味この校長も、被害者の一人なのかもしれない。 だがそのお陰で…… 「はぁ~、お腹いっぱい……」 舞は昼間から高級寿司を、校長室で堂々と食べることが出来るのだろう。 「雅人の分も残してるわよ」 「かなり食ったな……」 三人前ぐらいあったのだろうが、既に半分以下になっていた。 「そういえばツッキーはどうしたの?」 「あぁ、『折川って男がどんなのか見てくる!』とか言って、それっきり見てないな」 昼休みになる前に勇んで出て行ったきりで、それからツキの姿は見ていない。 何事もないことを祈るばかりだ。
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