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「すみません、独り言です」
しかし雅人の声は届いていないようで、キレ顔でDが突進してきた。
Dには腕を突き出して『風』のみで攻撃を加えた。
するとBとDは声を上げることなく壁に叩き付けられ、立ち上がることはなかった。
Eには神速を使い距離を詰め、そのままの勢いで蹴りをかまして壁に叩きつけた。
そして残りはA、F、G、Hの四人だけ……。
この四人には雅人の動きが見えなかったはずだ。
その証拠に、目が怯えていた。
「な、何だよ、今の……」
瞬間移動並のスピードを見れば、誰でもこうなってしまうだろう。
「そろそろ止めませんか?時間がないんでそろそろ本気でいきますよ」
「ひっ、ひぃ!」
そう叫ぶとそう叫ぶとF、G、Hは仲良く逃げて行った。
が、Aだけは何故か逃げない。
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