第五話:見えない敵と真の敵
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「嘘だろ……」 司を取り込んだ妖魔は動かず、左右にいる妖魔が雅人に向かって襲ってきた。 結界の外からは悲鳴が聞こえた。 「意味もなく増えやがって!!」 指先に『気』を集中して風刃を放つと、二匹の妖魔は消滅した。 その二体は簡単に消滅したが、再び遠吠えが響いた。
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