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「勝負?」
「そうだ。舞を賭けたな」
女を賭けて勝負……今時の昼ドラでもまだまともなネタを使ってるだろうと、雅人は内心呆れた。
「どういう勝負なんですか?やるにしても、お互いに得手不得手はありますよ」
「君の好きなようにすればいいさ。無論、負けるつもりはないがね」
「……どうしてもやらないといけないんですか?」
「拒否は負けを認めたということでいいのかい?」
この自己中ナルシストが……。
「その勝負、受けて立つわ」
雅人と司、さらにクラスにいた全員が驚いた。
反応したのは雅人ではなく、ニヤリと笑う舞だったのだ。
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